育毛・薄毛の注意点: 2007年12月アーカイブ

正しい育毛・薄毛の対策として、正しいヘアケアを心がけることがまず第一です。ヘアケアのためには、正しい洗髪を行うことも心がけなければいけません。


まず、洗髪を行う前に、フケを浮かすため、とがったブラシで頭皮をブラッシングするとか、皮脂をしっかりと溶かすため、頭皮全体にオイルを塗る、などといわれますが、間違いです。頭皮のブラッシングは傷をつけるだけですし、良質な洗髪剤を使用すれば不要な皮脂はそれだけで充分に落とせます。頭皮を傷つけるのは、育毛・薄毛によくないのは言うまでもありません。


髪を濡らす際は、充分に髪と頭皮全体を濡らします。このとき、お湯は熱すぎても、冷たすぎてもいけません。


髪を洗う際は、石鹸にしろ、シャンプーにしろ、良質なものを使うようにします。石鹸の場合、直接肌にすりこまずに、よく泡立てて洗髪を行うようにします。「育毛シャンプー」、「育毛石けん」と謳っているものの中には、「有効成分を頭皮に浸透させるために、頭皮につけてしばらくそのまま時間をおいてください」と謳っているものがありますが、毛穴に石鹸カスが残る可能性があるので、やめるべきです。

洗髪は、あまり時間をかける必要はありませんが、古い皮脂を落とすため、ある程度、頭皮は強くゴシゴシと洗う必要うがあります。抜け毛を気にして、あまり力を入れて洗わない人がいますが、ある程度毛が抜けるのは仕方ないことなのです。育毛・薄毛に対して、毛が抜けることを気にすることが多いですが、一日50~60本くらい毛が抜けるのは普通のことです。


洗髪の後、すすぎは充分に行うことです。


髪をきれいに保つために、朝シャンを行う人がいますが、育毛・薄毛のためのケアとしては、よくありません。朝シャンは、時間がないので、すすぎに時間をかけることが出来ないからです。すすぎは、洗髪でも大事なのです。


洗髪の後は、自然に乾かすのでなく、ドライヤーなどで早く乾かすのがよいでしょう。濡れたまま放っておくと、蒸れやすいですし、雑菌が繁殖する恐れもあります。ドライヤーは、育毛・薄毛に悪影響と思いがちですが、適度に使うと良い効果をもたらすのです。


正しい洗髪が、正しい育毛・薄毛対策の第一歩なのです。

育毛・薄毛に関する相談で、いろいろ調べてみると、毛髪診断士の肩書きを持つ人に出会ったりします。こうした肩書きなら、安心してアドバイスを受けられる、と思う人もいることでしょうが、育毛・薄毛については、皮膚科の医師などが本来の専門家であり、毛髪診断士というものは、単に育毛・薄毛に関する講習会を受けた証明、というだけで、あまり惑わされないようにしましょう。


同じように、数多くの育毛剤、養毛剤などが出回っていますが、こうしたものも、けっして信頼できる薬ではない、ということを頭に入れて、育毛・薄毛についてのケアを行わなければいけません。育毛剤、育毛シャンプーなどは、あくまで化粧品メーカーが作った化粧品であり、製薬会社の薬ではない、ということです。ですから、育毛・薄毛に即効果がある、と過信してしまい、過剰に使用したりすると、かえって逆効果となり、脱毛を増やしてしまうこともあるのです。


要は、あまり過信せずに、自分にあったものを選ぶことです。


育毛・薄毛に対しては、頭皮の改善だけでは不十分です。頭皮の改善も必要ですが、栄養素を髪に十分に供給できる健康な体を保つことが大切です。不健康な体では自分に合った育毛剤でも効果が半減します。 また、飲む育毛剤というものもありますので、これまでの育毛剤で効果が出なかった場合は試してみるとよいでしょう。

育毛・薄毛の悩みの解消には、育毛剤などの薬の使用を考える人が大半でしょう。


しかし、むやみやたらと強い育毛剤を使えば、育毛・薄毛に良いと言うものではありません。弱り衰えた頭皮(薄毛に悩む80%以上の方の頭皮は弱っている傾向にありますが、見た目ではわかりにくいものです)・赤く炎症のある頭皮・異常ある頭皮・等に育毛剤を使い続けるのは、かえって「薄くなってきた」「うぶ毛しか生えない」「頭皮がかぶれる」といった症状をもたらします。育毛剤は、健康な頭皮に育毛・薄毛の効果があるのです。


最近は、育毛・薄毛に対し、飲み薬による治療も行われるようになっています。
これまでの育毛・薄毛のための養毛剤ならびに育毛剤といえば、血行を促進し毛根にある細胞を活性化することに重点を置いた製品がほとんどでした。それに対し、飲み薬、特に男性型脱毛症の薬は、薄毛の要因とされる男性ホルモンの働きを弱くすることにポイントを置いたものでここに大きな違いがあります。発毛効果は1年くらいで止まりますが、毛髪が伸びるため見た目の変化があるようです。


男性型脱毛症の飲み薬は、処方が必要なので病院やクリニックでの診察を受ける必要があります。
いずれにしても、育毛・薄毛に対しては、あまり過信せず、自分の症状に応じたものを選び、専門家のアドバイスも受けるようにした方がよいでしょう。

このアーカイブについて

このページには、 2007年12月 以降に書かれたブログ記事のうち育毛・薄毛の注意点 カテゴリに属しているものが含まれています。

次のアーカイブは育毛・薄毛の注意点: 2008年1月です。

最近のコンテンツはインデックスページ で見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページ で見られます。